Oh Lord, Stand By Me
オー・ロード、スタンド・バイ・ミー

ゴスペル・ミュージック殿堂入りを果たしたリチャード・スモールウッド

『Oh Lord, Stand By Me オー・ロード、スタンド・バイ・ミー』は、ゴスペル・ミュージック界の大御所、リチャード・スモールウッド(Richard Smallwood/1948-)作曲によるゴスペルソング

タイトルの「Stand By Me スタンド・バイ・ミー」というキーワードを見ると、ベン・E・キング(Ben E. King)の同名の大ヒット曲が出される。ネット上でまれに『Oh Lord, Stand By Me』がベン・E・キングの曲にインスピレーションを与えたと参照されることがあるようだが、実際に影響を与えた(と言及されることが多い)曲は、チャールズ牧師の黒人霊歌『Stand By Me』の方がそれに該当すると思われる。

ちなみに、Ben E. King『Stand By Me』が作曲されたのは1961年。当時ベン・E・キングは黒人コーラスグループ、ザ・ドリフターズ(The Drifters)に所属していたが、1960年に脱退後ソロ活動に転向した。

リチャード・スモールウッドとは?

リチャード・スモールウッド(Richard Smallwood)氏は、ワシントンDC出身のゴスペル作曲家・ピアニスト。1977年にゴスペルクワイア「The Richard Smallwood Singers」を結成した。

1982年にデビューアルバムをリリースして以来、幾度となくグラミー賞にノミネートされ、新ユニットVision結成後は4枚のアルバムを送り出し、「Persuaded-Live in DC」は2001年グラミー賞における最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム賞を受賞した。2006年にはゴスペルの殿堂入り(Gospel Music Hall of Fame)を果たしている。

恐れるな わたしはあなたとともにいる

Richard Smallwood『Oh Lord, Stand By Me』の歌詞では、「孤独な時も試練の時も、心を開いて主に身を委ねよう、主よ、そばに」といった内容が歌われている。

これに関連して、旧約聖書の一つ「イザヤ書 Book of Isaiah」より有名な一節を引用すると、次のとおりである。

Don't be afraid, for I am with you.
Don't be discouraged, for I am your God.

恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
たじろぐな。わたしがあなたの神だから

イザヤ41章10節より

ベン・E・キング『スタンドバイミー』と聖書の関係は?

なお、ベン・E・キングのソロ曲『スタンドバイミー』の歌詞にも、聖書との関連性が指摘される箇所がいくつか見受けられる。詳しくはこちらの解説ページ「ベン・E・キング スタンドバイミー Stand By Me 歌詞の意味・日本語訳」で分析しているので、是非一度お立ち寄りいただきたい。

また、黒人霊歌・スピリチュアルソングに関しては、こちらの特集ページ「黒人霊歌 有名な曲 解説と視聴」で代表的な黒人霊歌の解説・歌詞・動画の視聴が掲載されている。合わせて参照されたい。

【試聴】Oh Lord, Stand By Me - ASBC Mass Choir

【試聴】Ulondia Johnson and Cosmo Warriors singing

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